OPWDD 手続き編 書類を発送してから約1ヶ月

こちらの記事でOPWDDの手続きのお話をしました。9月の頭に追跡番号付きで書類を郵送したのですがUSPS(郵便局)のウェブサイトを見ても9月10日にWaiting for Delivery Scanとなったまま変化がなく、サポートセンターに連絡をしてもどこにあるのか分からない、受取人に直接聞いたほうがいいといわれ(アメリカ郵便局のクオリティ…)OPWDDのローカルオフィスに連絡をしてみました。

それぞれのオフィスの連絡先はこちらのリンクで確認できます。

USPSで電話した後ですし、政府機関だからどうしようもない対応を期待して電話したのですが、なんともサクサクっと会話できました。

電話に出た人の話ですと現在Reviewにかかる時間は30日。USPSの追跡情報によると配達予定日は9月10日だったのでまだ30日経ってないけど、ちゃんと受け取ってるかどうか確認してくれました。名前を伝えてすぐにReviewのStatusまで確認してくれて、無事オフィスに書類が届いていることと、現在Review Process中ということがわかりました。

ということで、あと数週間内に連絡が来るはずだということでした。

あーーー行方不明になってなくてよかったーーー!!!

OPWDD 手続き編 自閉症の息子の為に支援をつかみ取るまでの道

前回のDevelopmental Pediatrician との面談の際に初めてOPWDDの存在を知りました。このOPWDDプログラムに承認されると色々なサービスを無料で受けられるようになるという内容です。我が家はまだプロセスの途中ですので、随時ご報告していきたいと思います。

また細かく書こうとは思いますが、プロセスの過程で、自閉症と診断されました。また知的障害ボーダーラインとも出ています。ちゃんと診断が出てすっきりしているのと同時に、支援を受けるためのOverwhelmingな手続きを前にストレスMAXです。

OPWDDとは

OPWDD = The Office for People with Developmental Disability

州機関で全ての年齢の知的・発達障害を持つ人々にサービスを提供しています。IEPのClassificationでIntellectual Disability (ID), Multiple Disability (MD), Autismがついている多くの子供たちはOPWDDのサービスを受けることができます。

NY州のOPWDDのページはこちら

OPWDDでどんなサービスを受けられる?

Advocates for Children of New Yorkのページを簡単に訳しています。翻訳家ではないため、うまい言葉が見つからない・自信がない場合は英語をそのまま入れてます。

  • ファミリーサポートサービス(家の中のケアや、休憩?ケア)両親が息抜きできるようにサポートしてくれるサービス。その間に、用事を済ませたり、他の子供の面倒を見たり、自分たちのために時間を使うことができる。数時間から数日にかけて。
  • Physical Therapy (PT)
  • Occupational Therapy (OT)
  • アフタースクールプログラムやサマーキャンプ
  • キャリアスキルやコミュニケーションスキルや一人暮らしに必要なスキルを身に着けるサポート
  • 衣服費の補助
  • 看護師
  • 医療サービス
  • 子供が居住している場所での24時間サポート
  • Applied Behavior Analysis Therapy (ABA)
  • OTJ コーチング
  • Behaviorコーチング
  • 医療機器(酸素タンク、車いすなど)
  • サービスへの移動手段
  • ケアコーディネーション
  • ソーシャルスキルトレーニング

OPWDDのサービスを受けるための条件

サービスを受けるためには以下の4項目全てを満たす必要があります。

  1. 以下に並べられたものの中で1つ以上の診断がついている
    • Intellectual Disability; Autism; Cerabral Palsy; Epilepsy; Familial Dysautonomia; or Neurological Impairments (with injury, malformation, or disease in the central nervous system)
  2. 上記で述べられている障害を22歳になる前に持っている(持っていた)こと
  3. 障害が生涯続くと見込まれていること
  4. 日常生活における自立に影響を及ぼす程度の深刻度であること

申込方法

  1. 書類を集める(以下の4つの書類が必要です)
    1. OPWDD申込書⇒リンクA psychological assessment ※必要な診断が含まれていることA Social History or a Psychosocial Report ※ Psychological Assesmentに含まれていることもあります。1年以内のものMedical Report ※1年以内のもの
  2. 書類を提出する
  3. FRONT DOOR INFORMATION SESSIONに参加する ※2時間のものがDDRO (Developmental Disability Regional Office) で開催される
  4. ケアコーディネーションエージェンシーに連絡する
  5. 電話インタビューを受ける
  6. ケアコーディネーターと一緒にプロセスを完了させる

とんでもなくOverwhelmingです!!現在Step2まで完了し、返事を待っているところです。

手続きを始める際には、 New York State Institute on Disability, Inc. ( Phone: 718-494-6457 )というところに連絡をしてpsychological & psychosocial evaluation の手配をしてもらいました。ここは無料で対応してくれます。ただ、自宅で2-3時間位の面談を1回ずつで診断出す位なので、なんか、本当に大丈夫か?とは正直思いました。

Social Skills Groupを受けてみて

実は、6月にDevelopmental Pediatrician に会っていて、無料のNeuropsychiatric Evaluationが受けられなかったことや、息子が学校で泣くことが頻繁にあることを話した結果、次のようなアドバイスを受けていました。

  • 学校の School Psychologist に相談し、同じチームとして協力してもらうこと
  • 他の機関でも無料でEvaluationを受けられるリストに連絡すること
  • 最悪お金を払ってEvaluationを受けること
  • Social Skills Groupのサマーキャンプに登録してみること

息子が学校で泣くことが増えた頃、もしかしたらお友達と上手に遊ぶ方法がわからないからなんじゃないか、と思っていたのです。(実際、泣いてた理由は別だったのですが…)オンラインでリサーチしていた結果、どうやらSocial Skills Groupというもので、Social Skills Training (SST)というものを受けることができるらしいということを学びました。

ソーシャルスキルトレーニングとは?

実際にソーシャルスキルを学ぶための「ソーシャルスキルトレーニング」とは、どのようなものなのでしょうか?

ソーシャルスキルトレーニングでは、対人関係や集団生活を営みやすくするための技能(スキル)を養います。

特に発達障害のお子さまにおいては、自身の置かれた状況を読み取ることや、何らかの理由で適切な行動を獲得しづらいことがあり、対人関係上の経験を積み重ねる中で自身で振る舞いを修正・調整していくことが難しいことがあります。

ソーシャルスキルトレーニングでは、お子さまの特性や情緒面、本人を取り巻く環境などにも配慮しながら、社会的スキルのつまづきを補い、集団の中でその子らしく過ごせるように支援します

LITALICOジュニアウェブサイトより

ということで、Facebookで宣伝を見かけた夏の間のSocial Skills Groupにサインアップしてみました!

かかった費用は合計$600.含まれる内容は、自宅での面談と50分x6回のグループセッションです。

セッションは子供たちだけで参加しているので詳しい様子を聞くことはできませんでしたが、異なる感情の勉強、ネガティブな感情(悲しい、同様、怒りなど)を持った時の対処方法、友達を作る(選ぶ)ときに大切なこと、など、ゲームを通して学んでいたようです。

グループのサイズは5人ですし、Licensed Clinical Social Worker (LCSW)主導ということで、息子もすぐに溶け込んですぐに楽しむことができたようです。

今日最後のセッションでしたが、きちんとSelf Advocate(自分のために立ち上がって声をあげること)が 出来ていたということで表彰されていて、本当に誇りに思っています。この部分、私自身の大きな課題で、常日頃もがき苦しんでいるところなので、7歳なのにそんな力があるなんて大尊敬です!