息子と娘の成長の違い

娘ちゃんも1歳を過ぎ、こちらの言ってることを理解したり自己主張してきたり、色々と面白くなってきました。と同時に、息子くんの当時との違いを突き付けられちょっと切なく思ったりもします。個人差ってこともあるんでしょうけどね。ちょっと思いつく範囲で比べてみようと思います。

  • 電車や車のおもちゃの遊び方
    • 息子くん:ひっくり返して車輪をひたすらスピンして、それを凝視
    • 娘ちゃん:床において走らせる(やや強引)
  • 人形の遊び方
    • 息子くん:興味なし、もしくは怖がっていた。いくつか買ってあった人形は触られることなく放置。
    • 娘ちゃん:喜んで抱っこ。何か言っているふりしたりして、ちょっとしたロールプレイング(おままごと?)みたいなことまでしている。キスやハグ、とんとん(自分は嫌いなくせに)までしている。
  • 他の子供を見つけた時の反応
    • 息子くん:興味なし、もしくは嫌がっていた。
    • 娘ちゃん:興味津々。近づいていく。手を振って挨拶する。子供だけではなく大人にも見境なく笑顔で挨拶するため、歩いているとみんな声をかけてくれる。

共通点は、息子くんも娘ちゃんも基本的に機嫌がよくて目を見てニコニコしてくれるところ。娘ちゃんのほうが少し気が強い感じがするので育てやすさと言ったら息子くんのほうが育てやすかったですが、二人ともあんまり感情の浮き沈みが激しくないので、ストレス耐性の弱い私のもとに生まれてきてくれて、本当にありがたいと思っています。

息子くんの赤ちゃん期

育てやすい赤ちゃんだった

生まれて数か月はなかなか寝てくれなかったりで大変でしたが、ミルクもよく飲むし、ネントレもうまくいって、一人でベビーベッドで夜通し寝てくれるようになって、とっても育てやすい赤ちゃんな息子くんでした。

機嫌が悪いことも全然ないし、危ないこともしない。うるさくもないし、神経質でもなさそう。よく食べてよく寝てよく笑ってよく遊んで。もう、初めての子供としては完璧だと思うくらいの赤ちゃんでした。「だめ」と言えば言うことを聞いてくれてましたし。

変わってる子だなぁーとは思っていた

変わってるな~と思っていたのが、どんな物を与えても、とりあえずシャカシャカ振る癖があったところです。

普通、赤ちゃんて何でも口の中に入れますよね?それを全くしなかったんです。

マラカスを高速で振る息子くん

とにかく振る。振っても音が鳴らないものには興味なし。お気に入りのおもちゃはマラカスみたいなものでした。

それに加え、目の前で手を振っていたこともありました。手を振っている間、指の間の景色を眺めている感じ。夫は「電車から見る景色を再現しているんだよ」と言ってましたが『そうなんかな~、これがよく見かける手ヒラヒラなんじゃないかな~』とは思ってました。

車輪が大好きだった

少し大きくなってくると、乗り物にも興味を持ち始めました。そしてもちろんそのおもちゃにも興味を持ちます。車、飛行機、電車。頂き物のおもちゃもたくさんあったので遊ばせていました。やっぱ男の子だしこういうの好きになるんだ~特に積極的に紹介していないのに不思議だな~と思ってました。

ただ、遊び方がこれまた変わっていたんです。

車輪がついているものは、何であろうとひっくり返して、車輪をひたすら回し続ける。親指でピーンと回して、減速してきたらまた親指でピーン。この繰り返し。ずーーーーっとやってました。

変わり者の多い家庭でしたので…

医者から言われる前から、なんか普通と違うよなーと思うことはあったのです。でも名前には反応するし目を見てくるし多少コミュニケーションは通じているみたいだし、はっきりと自閉症という感じではなかったんですよね。それこそ、言葉がなかなか出てこないな、くらいで。それも「男の子だし」で慰められ全然気にしてなかったのです。

プラス、私の家族も変わり者が多かったので、まぁ、「普通」に当てはまらない子が生まれてくるのは想定内という感じでした笑 それでこそ私の子供だ!くらいに思ってましたよ。

今振り返ると、そんなのんきなこと言ってないで、早くセラピーとか始めてあげなさい!と当時の私にアドバイスしてあげたいです。

今の息子の状況

今息子は1年生。言葉の遅れ(Speech Delay )と学習障害(Learning Disability )の診断を受け、昨年のキンダーから今の学校で特別学級(Special Education)のクラスに所属しています。ここに至るまでのプロセスはまた別途。

手厚いサポート

息子くんのクラスは11人の小さいクラス。担任のA先生、そしてアシスタントのB先生とC先生とD先生で合計4人体制で見てくれています。学年はキンダーから2年生までまとまっています。学年ごとにテーブルを分けていて、かつ、先生の数も多いので、算数とかで学年別に学ばないといけないときも大丈夫みたいです。

教室で皆で学ぶ以外に、息子くんは週3回のSpeach Therapy(言語聴覚療法)スピーチセラピーと週2回のOcupational Therapy (作業療法)と週2回のPhysical Therapy(理学療法)を教室外で受けています。それぞれ専門の方が来てくれて対応してくださっています。公立校に行ってるので全て無料です。

公立校ですからリソースも能力にも限界があるんでしょうが手厚くサポートしてくれてる印象です。

授業参観は毎月末ある

全てのニューヨーク市の公立校で行われてるのかはわかりませんが、息子くんが通う学校は毎月最後の週にParents in Classroomという日があり、その日の最初の45分程教室の様子を見学出来ます。毎月あるので全く堅苦しくなく気軽に子供の様子を見られてとても楽しいです。

クラスによって進め方は違うのかもしれませんが、息子くんのクラスでは、子どもたちのテーブルにまざって親たちも座り、一緒にアクティビティに参加します。

もちろん仕切りは先生なので心配無用。先生と生徒たちのやりとりや、生徒同士の交流、教室の様子等を見られるので私は大好きなイベントとなりました。

でも、実際には働く親にはなかなか参加が難しいイベント。普通に平日の朝ですからね。。私は幸い娘が産まれてから働き方を少し変えてもらえたので何度か参加できていますが、残念なことに子どもたちの体調不良が重なったりして最近行けてません。

黙ってくれ〜というのも新しい悩み

学校に行き始めた頃の息子くん(当時5歳)は出てくる言葉は単語1個ずつのみ。ニ語文すら作れない子でした。学校の様子を聞いても聞き出せず、一体どんな学校生活を送ってるのか、友達はいるのか、全然分からない日々でした。

それが2年半経った現在、ニ語文どころか、ちゃんとした完璧な文を言えるように。まだまだボキャブラリーが足りなかったり、これまでの癖で独特な言い回しがあったりで、慣れてる人じゃないと言ってる意味がわからないことも多いですが、ずーっと何かしら言ってます。

子供が話し出す2歳ころ?黙ってくれ〜と思うことがよくあると聞きますがそんな悩みもなくこれまで過ごしてきました。そして遂にその時がやってきて、最初はそれはそれは感動しました!

息子くんをうるさいと思う日が来るなんて〜♡

でもやっぱうるさいものはうるさい笑 意味がわからないことも多いのでいらついてしまうこともありますが、ここまで成長したことも嬉しいです。