学校に行きたがらない息子にはどうしたらいいんでしょう

9月からNYCも新学期が始まりました。夏休みに行かせたサマーキャンプはやっぱり相性が悪く、泣きながら行く姿に私も心が折れて週に3日ほどしか行かせなかったからか、息子もさぼり癖?がついてしまったのでしょうか。新学期が始まってからも、やたら学校を休もうとしてます。

先週は、咳と鼻水がひどかったので2日休ませました。そこからまた家にいたい願望が強くなってしまったようで、毎晩具合の悪さをアピールして私を説得しようとします。

看病で疲れている私は毎日続く仮病アピールにイラついてしまいついに崩壊。夫にも協力要請をしたところ『学校に行かない日が多くなると、児童保護機関にレポートされてしまう。そうなったら、この家に住めなくなってしまうんだぞ』というぶっとんだシナリオで話をし、挙句の果てには怖がらせて泣かせてしまいました。

毎晩毎朝説得しているのは私です。夫はその時間はたいがいトイレにこもっているか、自分の支度をしていて知らんぷりなのです。

それもイライラがつのり今朝息子に対しても夫に対しても大爆発をして大声をだしてしまいました。

もちろん息子は大泣き。

抱きしめながら大きな声を出したことを謝りましたが、これって完全にダメなパターンですよね。。。反省。

今、自閉症の診断を受けたことで学校のIEPの内容をどのように更新してもらおうか第三機関の助けを求めようと思いリサーチ中なのですが、代表的な機関にincludenycという団体があります。

ここには莫大な情報がまとめられており、ヘルプラインもあります。ここのヘルプラインにも連絡しようと思っているところなのですがこんなページにたどり着いてしまいました。

TIPS FOR MANAGING CHALLENGING BEHAVIORS

困難な行動を管理するためのヒント

https://www.includenyc.org/resources/tip-sheet/tips-for-managing-challenging-behaviors

※私は翻訳家じゃありませんので、なんとなくの理解で日本語訳しています。

DOS – おすすめの対処法

  • Keep calm, speak flatly, and try your best to hide your own stress from your face and voice. >> 落ち着いて平坦に話し、表情と声からストレスを隠す努力をする
  • Choose your battles. >> 何について戦うか選ぶ(全部戦わない?)
  • Give positive reinforcement. >> ポジティブに促す
  • Words of encouragement and praise are perfectly good positive reinforcement. >> 推奨したり褒めたりするのは良いポジティブな促し方!
  • Be consistent. >> 一貫した態度をとる
  • Negotiate. >> 交渉する
  • Redirect unwanted behavior and replace it with a positive behavior. >> あまり良いと思えない行動からポジティブな行動と取り換えるように誘導する
  • Clear expectations that are age appropriate are necessary. >> 年齢にふさわしい期待を持つこと
  • Be a positive role model. >> ポジティブなお手本でいること
  • Mean what you say and say what you mean! >> 話すときは意味を込めてちゃんと本気で言うこと

DON’TS – ダメな例

  • Raise your voice and show your frustration. >> 声を荒げてイライラを見せる
  • Don’t overwhelm your child by nitpicking. >> あらさがしして子供を圧倒してはいけない
  • Don’t punish your child. >> 罰を与えてはいけない
  • Toys and treats are great occasional positive reinforcement, but they be come ineffective when overused. >> おもちゃやおやつはたまにならポジティブなご褒美にはなるけども、使いすぎると効かなくなる
  • Don’t give up too quickly. >> すぐ諦めない
  • Don’t use dictator language. >> 独裁的な言語を使わない
  • Never demand that your child “do nothing.” >> 『何もするな』と要求しない
  • Avoid complicated directives. >> 複雑な指示を出さない
  • Avoid using inappropriate language and behaviors. >> 不適切は言葉や行動を避ける
  • Don’t bluff or make empty promises. >> はったりや中身のない約束をしない

見事にDON’TSばっかりやってたわ私。。。。。声も荒げてイライラ見せて目の前で泣いて。

印刷して見えるところに貼っておきます。反省反省。

それにしてもどうやったら仮病なしで学校行ってくれるのかな。もしかしたらいじめられてるんかもしれない、と思って「何か嫌なことがあるの?意地悪なお友達でもいるの?意地悪な先生がいるの?」と聞いても『家にいたいんだよ~』と言うだけ。

先日アフタースクールに迎えに行ったら、大笑いしながら同じグループの子と走り回っていたし、今日授業参観に行ったら普通に同級生と楽しそうにゲームをしながら算数を学んでいました。

う~ん。本当に家にいたいだけなのかもしれない。。。そりゃあ毎日Switch何時間もやらせてたらそうなるか。。。。

連絡先を持たせるアイデア

おそらくアメリカのだいたいの地区で小さい子供の一人歩きは見かけないと思います。子供の一人歩きは法律で禁止されてるのかと思いきや、軽くリサーチしてみたところ、少なくともNYCでははっきりと年齢を明記した法律はないようですね。。。

通学はスクールバスもしくは大人や兄姉付き添いの送り迎えが一般的なので、子供が小さいころは一人になることはほとんどないです。

そういった事情もあり、また、あまり危ないことをしない息子のため、「迷子になったらどうしよう」という心配はあまりせず約7年間過ごしてきました。

しかし、最近セントラルパーク動物園に行ったときに私が娘を追いかけている間に、息子が勝手に走り出してしまい私たちを見失ってしまったらしく、迷子になったと思ってベンチに座って泣き始めてしまいました。

実際にはすぐそこにいて私の視界には入っていたので「なんで泣いてるんだろう(笑)」くらいに思っていたら、通りかかったママが声をかけてくれて『ママかパパの電話番号わかる?』と電話をかけようとしてくれていました。

ここで2つの衝撃

  • 息子でも迷子になりえる!
  • 親の携帯番号を覚えさせておくものなのか!?

そんな心構えができていなかったことを恥じ、FacebookとTwitterでアイデアを募集。世のママたちはいろいろ工夫されていて大尊敬です!

フォロワーさまたちの数々のアイデアをスレッドでご覧いただけます

発達障害のある息子には暗記は難しいだろうなと思い、私が取り入れたのはこちらです。

Road ID

ゴム製のブレスレットに連絡先を刻んだプレートをはめるタイプです。水にぬれても大丈夫ですので、基本的に息子はこれをつけっぱなしにしております。プレートには文字数制限があるのでうちの場合には以下のような情報を刻んでいます。

  • 子供のフルネーム
  • 居住区 (Brooklyn, NY)
  • 私のファーストネームと連絡先
  • 夫のファーストネームと連絡先

連絡先以外にも、重要な医療情報(アレルギー、喘息、その他重要な情報)を含むことができるようで、子供以外にも大人も緊急時に正しい処置方法ができるように作られたIDバンドのようです。

息子には、もし迷子になったら近くにいる警察官か子供と一緒にいる人に声をかけて電話してもらうようにと教えております。

一度、サマーキャンプ中にプレートをなくしてしまい「迷子になったらどうしよう!」パニックになってしまったこともあるくらい、頼りにしているようです。(結局リュックの中で見つかりました。。)

LinkNYC Kiosk

ここ数年でNYCのあらゆるところで見かけるようになったLinkNYC Kiosk。無料のWifiスポット、携帯の充電もできるんだ~くらいの認識しかありませんでしたが、実は無料で電話もかけられるんです!

装備されているキーパッドを使ってアメリカ国内に電話をかけることができます!いざとなったらここから電話をかけることもできるということを教えてあげました。

無料ですし色々なところに設置されているので何度でも練習できます。

まだ1回しか練習させてませんが、出かけ先等で見つけたらまた練習してみようと思います。

本人は「んー警察官見つけて連絡してもらう」って言ってました(笑)

公園で遊ぶことの切なさ

Photo by Anthony on Pexels.com

今日はとっても天気が良く、71℉(21.6℃)まで気温があがり、仕事の後に子供二人と春休みで遊びに来ている夫側の姪(11歳)と近所の公園に行ってきました!

息子くんと姪は、昼間退屈していたので大はしゃぎ!途中で近所の三姉妹も合流し、皆大汗かいて2時間ほど走り回っていました。楽しそうな顔が見られて私も大満足。でも発達障害の息子くんと行く公園て、結構切ない想いをすることが多いので、あまり好きではないのです。。。

接近の仕方がイマイチ。。。。

息子くんは元の性格が明るくて朗らか。他の子と遊びたいという気持ちはあるもののASDボーダーラインと言われている位ですので、社交スキル(Social Skill)が同世代の子供と比べてあまりありません。

それに加えて、言葉も遅れ気味。なんと声をかけていいのかわからない。でも、遊びたい。。。

その結果、いつも使うのが…

「ギャーーーーーーーー」とモンスターのふりをしながら追いかけまわすのです。追いかけっこを促すみたいに。

これ、2-3歳の子には効くんです。ちょっとだけ。でもやっぱり長くはもたないですし、保護者も怪訝な顔つきになってくる。

微妙な感じになってくるので、声をかけて、「一緒に遊ぼう」って言葉を使ってお話ししてごらん?とアドバイスをするんですが、注意することで悲しい顔をさせてしまうので毎回胸が痛いです。

遊びのルールもよくつかめない

Photo by king Siberia on Pexels.com

鬼ごっこ

今日は姪も一緒にいたので、他の子供たちとのコミュニケーションも手伝ってくれていました。鬼ごっこを始めたみたいなんですが、息子くんがルールをちゃんと理解できず、姪も困惑してしまっていました…。

「私が鬼なのに逃げていかないの~。そこで『わぁ~』って叫んでるだけだし。だからタッチするんだけど、そこからまた先に進まない…うーん。また説明してみる!」

とっても努力してくれていました。最終的にはわかってくれたみたいで、ガッツポーズしてました。

キャッチボール

近所の大好き三姉妹が合流してから、バスケットボールを投げる遊びをしていました。

普通にパスをして遊んでいただけなんですが、息子くんは何故かキャッチをせず叩く。そこで遊び中断、という繰り返し。最終的にはちゃんとキャッチ&パスしていて「お~あんな遠くから投げられたやつキャッチできるのか」と遠巻きに見て感心しておりました。やっぱり、ルールをつかむまでに時間がかかる。

かくれんぼ

キャッチボールが落ち着くと別エリアに行ってかくれんぼをしていたそうです。その間、息子くんはスタート地点にずっといて隠れようとしなかったそうです。なので、皆は他の子たちを見つけて最後に息子くんをタッチ、という風に気を使ってくれていました。

私が今までちゃんと教えてなかったからだろうか…こんなにわからないのも私のせいなんだろうか、と今日もずっと悶々としていました。。。。。

前もって仲良しなお友達とプレイデートを設定しておくのがベスト

私の子供自体の公園の遊び方は、とりあえず行ってそこにいる子供たちと遊ぶ、という感じでした。日本ですので保護者もなしです。

NYですとある程度の年齢にならないと保護者なしでの外出はさせられませんので、とりあえず保護者はついていく必要はあります。

育った環境との違いに戸惑いは隠せないですよね。まぁ、時代も違いますので、育った時と同じように子育てするなんて、日本にいたとしても無理でしょうが。

さらに、息子くんのような状況になりますと、せっかく公園に行っても遊んでくれる子供が見つからず、寂しい思いをすることも出てきちゃいますので、近所の仲のいいお友達のママと連絡を取って合流するのが、私にとって一番安心する遊ばせ方です。

やっぱり慣れてない子ですと「何言ってるかわかんない!」と言って走り去られてしまうことが多いです。

表立って意地悪されたことはないのですが、以前、年上の女の子二人組と遊びたくて公園中追いかけまわしてしまい「やめてって言ってるのにやめてくれない」と迷惑がられてしまったことがありました。「ごめんね、話しておくからね」と女の子たちには謝り、息子くんに説明。そのあと息子くんは大泣きしてしまいました。

体も大きくなってきて、意味不明なことを言ったり、大声出してたりする時の周りの大人の反応にも変化が見えてきたので、私自身もちょっとストレスが大きくなってるのが正直なところ。でも、家にこもらせてしまうのも良くないですしね。。。

7歳にもなるとプレイグループという年齢でもないんでしょうが、何かいい機会がないかどうかリサーチしてみようと思います。