NYC公立学校ブル子家1日の様子

当初は4月20日に学校再開の予定でしたが、月初に29日まで延期になり、つい先日今期の再開はないとの発表がありました。そんな気はしてましたよねみなさん。1ヶ月やってみて、少し慣れてきたところでの発表。「やっていける気がする」派と「このままだと誰か死ぬ」派といるんではないでしょうか。でも1ヶ月しかやってないですもんね。これがあと4ヶ月ですよ!!!!4ヶ月後の私たちはいったいどんな姿になっているんでしょう。今の時点でも、鏡の中に知らないおばさんがいます。

さてさて1ヶ月経った今ですが、春休みのはずの今週も毎日課題は出てます。とても少ないですが、一応課題を出すことで出席はとってるみたいですし、やることあったほうがいいので、先生は大変だとは思いますが私はありがたく課題を利用させていただいております。

春休み前のスケジュールはこんな感じ。30分間隔で教科を設定していて、30分以内に終われば余った時間でゲームしていいってことにしています。先生には25分以上一つの課題に時間をかける必要はないといわれているので30分以上かかっちゃう場合には一旦やめたりしてます。

4月8日のスケジュール表

中途半端な時間に入ってきてるのはセラピストとのテレセラピーセッションです。だいたい3時までには全部終わらせられるように組み立てています。4時になったら私の仕事が終わるのでTVを見ていい時間。

こうやって時間を書いておくと、それに沿って生活しようと努力してくれる息子。たまに融通が利かなくてイラついてしまうこともありますので、そういうことがないようにゆったり進めていけるよう気を付けています!

NYC公立学校リモートラーニング開始から3週間

言わずもがな、皆様それぞれのお住いの地域でCOVID-19の影響を強く受けているかと思います。それに関しては皆さまそれぞれ想いがあり、対策するなりなんなりされていると思うので語るつもりはございません。

NYC公立学校は3月16日に閉校になり、翌週3月23日からいきなりGoogle Classroomを使ったリモートラーニングが開始しました。小学校高学年や中学生以上になるともしかしたら既にGoogle Classroomを使って課題を提出したりしてたかもしれませんが、低学年はアカウントすら作成していないクラスがほとんどなんじゃないかなと思います。たった2-3日の”研修“で始めてくださった先生方には本当に頭があがりません!

※研修とは言ってるものの実際具体的なガイダンスは教育委員会からはなく結局丸投げで全て先生が手探りで進めているのが現実らしいです

ブルックリンにある一公立学校に通う息子はどのような内容で閉校の間も学習を続けているか記録しておきたいと思います。

Google Classroomで課題提出

息子の場合4つのClassroomをあてがわれています。

  1. 所属しているクラス(特別支援学級)
  2. 体育
  3. テクノロジー
  4. 理科

それぞれのClassroomでの課題頻度はこんな感じ

1. 所属しているクラス(特別支援学級)

  • 算数(毎日)
  • 読み(毎日)
  • 書き(毎日)
  • Word Study – 国語?(毎日)
  • 理科(月水金)
  • 社会(火木)

提出方法:ポストされたワークシートを印刷して終わった物を撮影してアップロードする。先生から課題のポスト内でコメントがもらえる。

2. 体育

  • ウォームアップ(毎日)
  • エクササイズ(毎日)
  • クールダウン(毎日)

提出方法:ポストされたビデオを見て運動をする。簡単な質問に答えてMark as doneとする。

3. テクノロジー

  • テクノロジーに関するビデオを見るorコーディングのゲームをする(毎日)

提出方法:Mark as doneするだけ

4. 理科

  • ビデオを見て質問に答える(火木)

提出方法:質問に答えたワークシートをアップデートor手書きをアップデートして提出

各種セラピーについて

息子は発達&学習障害があるためIEPという彼のために作られた教育プランをもとに各種サービスを受けています。リモートラーニング中もIEPは続行するということでどういった形で進められているかご紹介。

Speech Therapy

  • Teamsでビデオ会議で行っています。今のところ各30分を週3回の予定。他の生徒も招いてグループを予定していますが今のところまだ実現しておらずいつもマンツーマン指導。先生が上手に会話をリードしてくれていて見ていてこっちも勉強になる。

Occupational Therapy

  • Google Meetでビデオ会議です。週に1回30分。ウォームアップから始まり、お絵かきやゲームなどで手先の運動をうまく誘導してくれています。

Physical Therapy

  • こちらもGoogle Meetでビデオ会議。こちらは各30分を週2回。今のところ2回グループセッション(2-3人の生徒)が成功できています!ボールを使ったりして運動しています。

Zoomでの授業

各地で閉校が進んでいく中で、色々な学校でZoomを使ったビデオ授業をよく見かけます。うちの学校もそういうことするのかな?と思っていたらその様子はゼロ。どうやら先生の労働組合が先生のプライバシーを保護するために推奨していないのだとか。私は、息子がクラスメートとあいさつする時間を週1回5分でも持てたらいいなと思っているのですが、先生主導ではできないとのこと。試しに、Google ClassroomのStreamページにポストしてみましたが反応なし(泣)

各セラピーでグループセッションがなかなか実現しないのも、恐らく各家庭にコンピューターやインターネット環境が整っていないことが大きいんだと思っています。息子が通う学校の学区は元々貧しい地域。どんな学校イベントに行っても他の生徒の保護者と出会うことができず、あまり教育に熱心じゃないのかなとも思ったりしたのですが、単にそんな余裕が生活の中にないっていうのもあるのかもしれない。

全生徒がアクセスできないことと先生のプライバシー保護もあって息子が通う学校ではビデオ教室は実現できないのかなと思っています。

そもそもK-2年生のクラスでみんながビデオでうつったところで、授業なんて成立しないでしょうしね(笑)

次は、毎日どんなスケジュールで上記の膨大な課題をこなしているか紹介したいと思います!

それではみなさん、Stay Safe!

初めまして。ブル子と申します。在米歴10年。アメリカ人の夫(30代半ばのただの公務員)2012年生まれの息子と2017年生まれの娘、2013年生まれのレスキュー犬と共にブルックリンで暮らしています。

息子は現在7歳(小学二年生)で、自閉症スペクトラムの診断が出ています。2歳になる前から言葉の遅れがあり、2歳半の頃から市のサービスでセラピーを受けています。

この時代ですからもちろん不安になってたくさんググりました。やはり日本語の方が理解しやすいので色々探したのですが、発達障害の情報やブログはたくさん出てくるものの、ニューヨーク市の学校事情も含めるとなかなかHITしません。結局普通に英語で情報集めの日々。

フルタイムで働いていた為(今はパート)ママ友ができるわけでもなくサポートグループにも所属していないので同じ境遇な方たちとつながることもなく割と孤独な環境の中で葛藤していたのです。

NYで暮らしている日本人て英語が出来る人が多いからなのか、発達障害の事は話しにくいからなのか。。。いくら英語で生活できるとは言っても、日本語の情報量の少なさは正直寂しかったです。

ですので!!情報発信とサポートの意もこめてブログを始めることにしました。

国際結婚、ブルックリンで持ち家、なんて言いますととても楽しそうな響きですが、実際にはバケーションはおろか週末のおでかけすらあまりしない(できない)引きこもり家族です。家庭料理もカレーとハヤシの繰り返し。地味に暮らしているただのミドルクラスファミリーでございます。

だからこそブルックリンでの普通の家庭視点からの教育事情等を発信できればと思ってます。