言わずもがな、皆様それぞれのお住いの地域でCOVID-19の影響を強く受けているかと思います。それに関しては皆さまそれぞれ想いがあり、対策するなりなんなりされていると思うので語るつもりはございません。
NYC公立学校は3月16日に閉校になり、翌週3月23日からいきなりGoogle Classroomを使ったリモートラーニングが開始しました。小学校高学年や中学生以上になるともしかしたら既にGoogle Classroomを使って課題を提出したりしてたかもしれませんが、低学年はアカウントすら作成していないクラスがほとんどなんじゃないかなと思います。たった2-3日の”研修“で始めてくださった先生方には本当に頭があがりません!
※研修とは言ってるものの実際具体的なガイダンスは教育委員会からはなく結局丸投げで全て先生が手探りで進めているのが現実らしいです
ブルックリンにある一公立学校に通う息子はどのような内容で閉校の間も学習を続けているか記録しておきたいと思います。
Google Classroomで課題提出
息子の場合4つのClassroomをあてがわれています。
- 所属しているクラス(特別支援学級)
- 体育
- テクノロジー
- 理科
それぞれのClassroomでの課題頻度はこんな感じ
1. 所属しているクラス(特別支援学級)
- 算数(毎日)
- 読み(毎日)
- 書き(毎日)
- Word Study – 国語?(毎日)
- 理科(月水金)
- 社会(火木)
提出方法:ポストされたワークシートを印刷して終わった物を撮影してアップロードする。先生から課題のポスト内でコメントがもらえる。
2. 体育
- ウォームアップ(毎日)
- エクササイズ(毎日)
- クールダウン(毎日)
提出方法:ポストされたビデオを見て運動をする。簡単な質問に答えてMark as doneとする。
3. テクノロジー
- テクノロジーに関するビデオを見るorコーディングのゲームをする(毎日)
提出方法:Mark as doneするだけ
4. 理科
提出方法:質問に答えたワークシートをアップデートor手書きをアップデートして提出
各種セラピーについて
息子は発達&学習障害があるためIEPという彼のために作られた教育プランをもとに各種サービスを受けています。リモートラーニング中もIEPは続行するということでどういった形で進められているかご紹介。
Speech Therapy
- Teamsでビデオ会議で行っています。今のところ各30分を週3回の予定。他の生徒も招いてグループを予定していますが今のところまだ実現しておらずいつもマンツーマン指導。先生が上手に会話をリードしてくれていて見ていてこっちも勉強になる。
Occupational Therapy
- Google Meetでビデオ会議です。週に1回30分。ウォームアップから始まり、お絵かきやゲームなどで手先の運動をうまく誘導してくれています。
Physical Therapy
- こちらもGoogle Meetでビデオ会議。こちらは各30分を週2回。今のところ2回グループセッション(2-3人の生徒)が成功できています!ボールを使ったりして運動しています。
Zoomでの授業
各地で閉校が進んでいく中で、色々な学校でZoomを使ったビデオ授業をよく見かけます。うちの学校もそういうことするのかな?と思っていたらその様子はゼロ。どうやら先生の労働組合が先生のプライバシーを保護するために推奨していないのだとか。私は、息子がクラスメートとあいさつする時間を週1回5分でも持てたらいいなと思っているのですが、先生主導ではできないとのこと。試しに、Google ClassroomのStreamページにポストしてみましたが反応なし(泣)
各セラピーでグループセッションがなかなか実現しないのも、恐らく各家庭にコンピューターやインターネット環境が整っていないことが大きいんだと思っています。息子が通う学校の学区は元々貧しい地域。どんな学校イベントに行っても他の生徒の保護者と出会うことができず、あまり教育に熱心じゃないのかなとも思ったりしたのですが、単にそんな余裕が生活の中にないっていうのもあるのかもしれない。
全生徒がアクセスできないことと先生のプライバシー保護もあって息子が通う学校ではビデオ教室は実現できないのかなと思っています。
そもそもK-2年生のクラスでみんながビデオでうつったところで、授業なんて成立しないでしょうしね(笑)
次は、毎日どんなスケジュールで上記の膨大な課題をこなしているか紹介したいと思います!
それではみなさん、Stay Safe!