Social Skills Groupを受けてみて

実は、6月にDevelopmental Pediatrician に会っていて、無料のNeuropsychiatric Evaluationが受けられなかったことや、息子が学校で泣くことが頻繁にあることを話した結果、次のようなアドバイスを受けていました。

  • 学校の School Psychologist に相談し、同じチームとして協力してもらうこと
  • 他の機関でも無料でEvaluationを受けられるリストに連絡すること
  • 最悪お金を払ってEvaluationを受けること
  • Social Skills Groupのサマーキャンプに登録してみること

息子が学校で泣くことが増えた頃、もしかしたらお友達と上手に遊ぶ方法がわからないからなんじゃないか、と思っていたのです。(実際、泣いてた理由は別だったのですが…)オンラインでリサーチしていた結果、どうやらSocial Skills Groupというもので、Social Skills Training (SST)というものを受けることができるらしいということを学びました。

ソーシャルスキルトレーニングとは?

実際にソーシャルスキルを学ぶための「ソーシャルスキルトレーニング」とは、どのようなものなのでしょうか?

ソーシャルスキルトレーニングでは、対人関係や集団生活を営みやすくするための技能(スキル)を養います。

特に発達障害のお子さまにおいては、自身の置かれた状況を読み取ることや、何らかの理由で適切な行動を獲得しづらいことがあり、対人関係上の経験を積み重ねる中で自身で振る舞いを修正・調整していくことが難しいことがあります。

ソーシャルスキルトレーニングでは、お子さまの特性や情緒面、本人を取り巻く環境などにも配慮しながら、社会的スキルのつまづきを補い、集団の中でその子らしく過ごせるように支援します

LITALICOジュニアウェブサイトより

ということで、Facebookで宣伝を見かけた夏の間のSocial Skills Groupにサインアップしてみました!

かかった費用は合計$600.含まれる内容は、自宅での面談と50分x6回のグループセッションです。

セッションは子供たちだけで参加しているので詳しい様子を聞くことはできませんでしたが、異なる感情の勉強、ネガティブな感情(悲しい、同様、怒りなど)を持った時の対処方法、友達を作る(選ぶ)ときに大切なこと、など、ゲームを通して学んでいたようです。

グループのサイズは5人ですし、Licensed Clinical Social Worker (LCSW)主導ということで、息子もすぐに溶け込んですぐに楽しむことができたようです。

今日最後のセッションでしたが、きちんとSelf Advocate(自分のために立ち上がって声をあげること)が 出来ていたということで表彰されていて、本当に誇りに思っています。この部分、私自身の大きな課題で、常日頃もがき苦しんでいるところなので、7歳なのにそんな力があるなんて大尊敬です!

自分のことも少し…

発達障害を持つ息子の子育てのことを中心にシェアしようと思い始めたブログですが、子育てを通して自信のない自分と向き合わなければいけない場面が増えております。これは、息子の状況、海外の子育てであるということ、私の子育てに関するリサーチや英語の勉強の努力が足りてないこと等々が原因なんだろうなーと思い、自信がないところに更に自分のことを責めていました。

ところが、Twitterで才能溢れる方々との出会い、ある本との出会い(Twitterフォローしてくださっている方は察しがつくかと思いますがw)、TV番組等で、自信がないのは自分だけではない、皆もがいているという現実を知り、ほっとしたと同時に『自信がなくても、皆それぞれ行動している。』という部分にも焦りを感じているのも正直なところです。

私は学生時代にNYに語学留学aka遊学しに来て、日本でどこに行ってもしっくり馴染めなかった私をこの街が受け入れてくれ(=無視してくれた、というのもあるかもしれない)、また仏のような現在の夫とも出会い、それまでに着込んできた無駄な鎧を全部脱ぎ捨てて、自然体でいても怖くないくらい自信を持てるようになりました。

だから、人見知りもしないし、初めましての場も怖くなくて、いつもと変わりない姿で人と話せるようにまでなりました。

4年の遠距離を経て渡米し、また大好きな街で大好きな人と暮らすことができ、最初に就いた仕事はとんでもなく激務でしたが仲間にも恵まれて、そこそこ活躍もできて、もう「自分大好きー!」ってなってた時期もあったのです。

ところが、息子を出産してから、全部崩壊したんですよね。義家族問題、夫婦問題、金銭関係、家の購入。まぁ、大人としての現実がいっきに押し寄せてきて、いっぱいいっぱいになったのもあったのかもしれません。子育ても、自然に湧き出てくると思っていた「母性」は待てども待てども湧いてこない。子供はかわいいけどベロベロにかわいがるわけでもなく、生活のすべてをささげてるわけでもなく「いいお母さん」像からかけ離れてる気がする。夫な思ってたような「父親」にも近づいていかない。

子供が産まれると、何から何まで思うように動けなくなるんですよね。

そこで、ざざーーーっと積み重ねてきたものが崩れていった感じです。

そして、全て私のままを受け入れてくれる古くからの友人はすぐそこにいない。LINE等で話はできるけど、もう彼らにとって私は日常の中にいないし、逆も然り。頼れる人がいない、わかってくれる人がいない、吐き出せない、うわーーん。と無限ループに入ってしまったんだと思います。

正直なところ、そこから全く這い出せていないです。

でも、光が見えてきた感じがします。それがTwitterでの出会いかな、と分析しております。

私にとってのセラピーとしても、内側で蠢いている感情をこのブログで整理していきたいと思います。

「あ~私だけじゃないんだ」と思える人が、一人でも増えますように。

連絡先を持たせるアイデア

おそらくアメリカのだいたいの地区で小さい子供の一人歩きは見かけないと思います。子供の一人歩きは法律で禁止されてるのかと思いきや、軽くリサーチしてみたところ、少なくともNYCでははっきりと年齢を明記した法律はないようですね。。。

通学はスクールバスもしくは大人や兄姉付き添いの送り迎えが一般的なので、子供が小さいころは一人になることはほとんどないです。

そういった事情もあり、また、あまり危ないことをしない息子のため、「迷子になったらどうしよう」という心配はあまりせず約7年間過ごしてきました。

しかし、最近セントラルパーク動物園に行ったときに私が娘を追いかけている間に、息子が勝手に走り出してしまい私たちを見失ってしまったらしく、迷子になったと思ってベンチに座って泣き始めてしまいました。

実際にはすぐそこにいて私の視界には入っていたので「なんで泣いてるんだろう(笑)」くらいに思っていたら、通りかかったママが声をかけてくれて『ママかパパの電話番号わかる?』と電話をかけようとしてくれていました。

ここで2つの衝撃

  • 息子でも迷子になりえる!
  • 親の携帯番号を覚えさせておくものなのか!?

そんな心構えができていなかったことを恥じ、FacebookとTwitterでアイデアを募集。世のママたちはいろいろ工夫されていて大尊敬です!

フォロワーさまたちの数々のアイデアをスレッドでご覧いただけます

発達障害のある息子には暗記は難しいだろうなと思い、私が取り入れたのはこちらです。

Road ID

ゴム製のブレスレットに連絡先を刻んだプレートをはめるタイプです。水にぬれても大丈夫ですので、基本的に息子はこれをつけっぱなしにしております。プレートには文字数制限があるのでうちの場合には以下のような情報を刻んでいます。

  • 子供のフルネーム
  • 居住区 (Brooklyn, NY)
  • 私のファーストネームと連絡先
  • 夫のファーストネームと連絡先

連絡先以外にも、重要な医療情報(アレルギー、喘息、その他重要な情報)を含むことができるようで、子供以外にも大人も緊急時に正しい処置方法ができるように作られたIDバンドのようです。

息子には、もし迷子になったら近くにいる警察官か子供と一緒にいる人に声をかけて電話してもらうようにと教えております。

一度、サマーキャンプ中にプレートをなくしてしまい「迷子になったらどうしよう!」パニックになってしまったこともあるくらい、頼りにしているようです。(結局リュックの中で見つかりました。。)

LinkNYC Kiosk

ここ数年でNYCのあらゆるところで見かけるようになったLinkNYC Kiosk。無料のWifiスポット、携帯の充電もできるんだ~くらいの認識しかありませんでしたが、実は無料で電話もかけられるんです!

装備されているキーパッドを使ってアメリカ国内に電話をかけることができます!いざとなったらここから電話をかけることもできるということを教えてあげました。

無料ですし色々なところに設置されているので何度でも練習できます。

まだ1回しか練習させてませんが、出かけ先等で見つけたらまた練習してみようと思います。

本人は「んー警察官見つけて連絡してもらう」って言ってました(笑)